伊豫部健から皆様へ

 皆様にご報告があります。

 

 2016年のB.A.S.S.エリートシリーズを僕は年間89位という成績でフィニッシュしました。

本題はこれからのことです。

ルール上、基本的に年間成績71位以下の選手は翌年のエリートシリーズ出場権を失います。

ただし、そうして出場権を失った選手のなかでも、ここ10年間の平均成績がいい選手には、上位から順にエリートに残留できるという措置がとられます。

 けれど、僕には昨年と今年の2年分しか実績がないため、正式発表はまだですが、来年のエリートシリーズにクオリファイすることはおそらく難しいものと思われます。


 とはいっても、正式発表をただ待つことしかできないわけではありません。


 エリートシリーズへの登竜門にB.A.S.S.オープンがあります。

これは、エリート出場権を獲得するために、僕が一昨年まで6シーズンを戦っていたシリーズで、セントラル、サザン、ノーザンの3地区でそれぞれ3試合が開催され、各地区の年間成績上位5名にエリートの出場権が与えられます。


 僕は今年、エリートだけでなく、このオープンシリーズのセントラル地区にもエントリーしています。つまり、ここで年間5位に入れば、一昨年のようにエリートの出場権を得られるわけです。全3戦中2戦目までを終えて、状況は正直厳しいと言わざるをえませんが、最後の最後まで来年のエリートに出ることを諦めたくありません。どうしても最後の望みをかけてB.A.S.S.オープン第3戦に出場したいんです。そして、そうすることを僕は決めました。


 皆様へのご報告というのは、B.A.S.S.オープン第3戦とBasserオールスタークラシックの日程が重なっていることであり、つり人社Basser編集部に招待されている今年のオールスタークラシックを僕が欠場するということです。


 応援に来てくれようとしていたファンの皆様の期待を裏切り、スポンサー様には多大なご迷惑をかけることになってしまいますが、自分がバスプロとして生きる場所はやはりB.A.S.S.エリートシリーズをおいてほかにありません。本当に申し訳なく思いますが、自分の夢に忠実でありたいという僕のわがままを、どうか許してください。


 遠く海の向こうから、30回目の記念大会である今年のオールスタークラシックが大いに盛り上がることを祈っています。そして場所は違えど、僕も同じときにアメリカで全力を尽くすことを誓います。

伊豫部健